IO-Linkを使うメリット
IO-Link カラーボールデモ
IO-LinkはIEC61131-9に準拠したセンサおよびアクチュエータ用の通信技術です。IO-Linkは従来から使われてきた3線式のケーブルをそのまま使用して、センサやアクチュエータと1対1通信を行います。つまり、IO-Linkは今まで長く使われてきた接続技術を生かしている技術となります。
図1 システム構成
IO-Linkのマスタとデバイスは最長20mの3線ケーブル(シールドなし)で接続されます。 ケーブルの端末はM5, M8およびM12の丸型コネクタを採用することが一般的です。その中でも、多くのIO-LinkデバイスではM12丸型コネクタが使われています。 これは、M12コネクタはスイッチングモード(接点入出力信号とIO-Link通信の切り替え)や通信モード(3種類の通信速度)にすべて対応できるからです。 IO-Linkマスタの各ポートは、従来の接点入出力、またはIO-Link通信によるアナログ信号(例 8ビット, 12ビット, 16ビットなど)の両方の機能を取り扱うことができるようになっています。 簡単接続、自動パラメータ設定および拡張診断機能もIO-Linkの特長となります。
標準として、2バイト長のプロセスデータの通信が規定されています。 この時、通信速度が230kbpsなら、IO-Linkマスタとデバイス間では、最速 で400μ秒ごとにデータ交換を実行します。(通常は数msec周期がほとんどです) プロセスデータの大きさは32バイトまで拡張できますが、大きなデータを通信するとデータ交換の時間は多少遅くなります。 また、デバイスに設定されたパラメータが消失しないように、デバイスのパラメータは自動的にIO-Linkマスタ上に保存されます。 新しく同種類のデバイスが接続されると、IO-Linkマスタ上に保存されたパラメータは自動的に新しいデバイスにコピーされます。
各IO-LinkデバイスはIODD (IO Device Description)ファイルを持っています。 このファイルには、製造ベンダや、商品コード、機能などの情報が書かれており、ユーザはこれらの情報を簡単に読み込んで、利用できます。 デバイスの内部にあるデバイスIDと同様に、IODDも各デバイスに固有となっているのです。
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